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2008年11月19日 (水)

50年後も夢を見よう

TEAM NACS FILM TOUR 2008「N43°」
11月15日、昼公演。
Zepp Sapporoは誰のライブ以来だったろう。



NACSの5人が其々監督した、5本のショートフィルム。
5人5様、どれもが彼等らしい作品で、
笑ったり泣いたり驚いたり喜んだり、頭と心の切替に観る側も大忙し。



以下、各作品についての雑感文。
粗筋は書かないが、ネタバレ配慮もしない。
DVD販売の予定も有り。
此の先、読むも読まないも自己責任。





順番は、上映順。




●頑張れ!鹿子ブルブルズ(大泉監督作品)
「……テロリストなの?」
撮影中、監督が全身で大喜びしている様が目に見えるかのような、
大泉さんの大好きなNACS、が、ギュッと詰め込まれた作品。
NACSじゃなくても話は成立するけれど、NACSじゃないと面白みは伝わらない。
行き当たりばったりなストーリー、かと思いきや、ちゃんと伏線もあって。
前半の積み重ねを一気に叩き潰すかのような、後半の強引な展開に大笑い。
札幌の劇団の役者さん達が出ていたのも嬉しい。
達子さんのマダムっぷりと福村さんの事務的な演技が素敵。
妙に気になる、ザンギ河野。



●神居のじいちゃん(音尾監督作品)
「お祖母ちゃんも、13年前に同じ景色見てたのかな」
唯一、監督が出演していない作品。
音尾監督も自ら仰っていたが、夏八木さんは狡い。
「祖父と孫」「老人と幼子」「老夫婦愛」のセットも狡い。
個人的には「でっかいリーダーとちっちゃい子」の組み合わせも狡いと思っている。
子供の頃連れて行って貰ったっきりの神居古潭に、久し振りに行きたくなった。
穏やかで、優しくて、そっと抱き締めたくなるような作品。

そんな良い作品に水を差すかのような疑問。
13回忌、という事は、12年前ではないかと思うのですが……音尾監督?



●部屋クリーン(戸次監督作品)
「片付いてないからだ!」
先ず真っ先に、イラスト担当の豊島さんを労わりたく。
描いた枚数も手間も、半端無く多かっただろう事は明らか。
無駄に熱い“片付けさん”と、無駄に渋い“散らかしさん”が、
徐々に可愛らしく見えてくる不思議。
部屋で1匹ずつ飼いたい。餌は何だ? 散らかして片付ければ良いのか?
戸次監督曰く「箸休め的作品」……にしては、がっつり重い、気もする。が、
前後の作品のギャップを埋める、という意味では確かに「箸休め」なのかも。



●ヤスダッタ3D(安田監督作品)
「あれは、私の夫です」
ザ・安田ワールド。
唯一、NACSからの客演が無い作品。
そりゃあそうだ。主要出演者が全て「安田」さん。
「安田」だらけのエンドロールは流石に笑ってしまった。
辛い仕事も写真1枚で耐えられる程大切な愛娘、に、向けられたラストの笑顔、は、
数日経った今も忘れられない。
あのゾクゾク感は、可也好み。
……子役ちゃんのトラウマになってなければ良いのだけれど。



●AFTER(森崎監督作品)
「約束の時が来た」
お爺ちゃん達が愛らしい。
オクラホマさんが案外良い。
大泉作品が「魅力的なNACS」なら、森崎作品は「みんなと、NACS」
沢山の人達に愛されて、支えられて。
リーダーらしい、と思うと同時に、NACSらしい、と思ってしまった。
50年+5年。迂闊に早死になんて出来やしない。
……ところで。
大勢のエキストラさんや、東京の女優さんまで出演されてたにも拘わらず、
なして「もり子」は森崎さんだったのでしょう?
馴れなのか何なのか、可愛いと思ってしまう自分が嫌です。



●アフタートークはゆるゆるとーく
「人って何でしょうね」
ステージに5人の監督勢揃い。
作品の話でもするのか、と思いきや、話したい話を思い付く侭に。
森崎さん曰く「今までの会場で1番どうでもいい話」を熱弁する大泉さん。
(因みに、2番目にどうでもいい話は「髭を剃るか伸ばすかアンケート」)
実のある話をしよう、と言った途端、無口になる5人が妙に可笑しく。
仕方が無いので観客からの質問コーナー。
・ヤスダッタの撮影は本当に大変ダッタ
・NACSへのオファーに拒否権はない
・↑ので、“散らかしさん”の衣装合わせの時の、音尾の諦めたような表情が忘れられない(戸次)
・「神居~」に出てくる女学生は、「なんてったってアイドル」で森崎さんの娘役だった子(←吃驚した。まあ綺麗に成長なされて……)
・「あの崖ヤスダッタにいいんじゃないかなあ」「あの山ヤスダッタいそうですよね」…と、別作品撮影中にも拘わらず「ヤスダッタ」のロケ地探しに余念が無い撮影スタッフ
・「いっそ各作品にヤスダッタをリンクさせても良かったね」「だからあのメイクは大変なんだって!!」
「わりと実のある話ができたね」……其れは其れで今後のツアーが心配です。



●次は「下荒井兄弟とスプリング、ハズ、カム」で
最後の御挨拶。
「下荒井教授と悪魔の箱」「下荒井教授と最後の時間旅行」…は、まあ良いとしても、
「下洗っちゃって春が来た」……は、流石に観に行くのを躊躇う、ような気がする。
言った本人が一番大笑いされてましたけれども。
観に行きますけどね。お休み絶対勝ち取りますけどね。





「5方向に輪ゴムを伸ばしたら、思いの外大きくなっていた」
伸ばした輪ゴムを弛める場所が在るのなら、其れが北海道だと言ってくれるなら、其れでもういいや、と。
贔屓目だろうと母目線だろうと、幸せな夢が見られるなら其れで良し。

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